かもめんたる劇団『尾も白かった冬』
そもそも、かもめんたるというお笑い芸人はご存知でしょうか。
キングオブコント2013の優勝コンビで、本当にレベルの高いコントを多く
やられています。
わたしはコントより漫才のほうが好きだったので、
日常の中にあるクスクスをやるコント、という
大笑いがないコントへの理解がなかなか追いつかないでいました。
それは、ごっつええ感じを見て育ってきて、非日常の圧倒的変なものへの
面白さが正解だと思いすぎていたからかもしれません。
それが、最近コントを見に行く機会も増え、
そもそも小学生の頃からシティーボーイズが好きだったので、
芝居×コント、のような長編コントは好きだった!と思い出してから、
東京03やかもめんたるの面白さにようやく気付いたのでした。。
そのかもめんたるが今回で4度目のう大さん作・演出の演劇。
かもめんたるが普段やっているコントの中の変人が、
日常に溶け込んで出てきて、日常と非日常が混ざり合う感じが
わたしはとても好きでした。
何か大きなことが起きる前のお話。
何かに飲み込まれそうになっても、そこには笑いがあって、
日常があるという、そんな作品を作られるのは本当にすごいなと思いました。
お笑いが好きな人だけでなく、芝居が好きな人に
見て欲しい作品でした。